「アメリカ」IYFハングルキャンプ、オンラインに制限などない

IYFオンラインキャンプに29ヵ国から400人ほど参加した。

 


IYFハングルキャンプのポスター

 

6月1日(月)から3日(水)まで、IYFオンライン・ハングル・キャンプが29ヵ国で、400人の参加者とグーグルクラスルームとZOOMを活用して、オンライン形式で行われた。このキャンプは、今後アメリカで予定されているワールドキャンプを全世界の多くの学生たちに知らせる目的で用意された。

 


動詞時制マスター授業の場面

 


韓国ドラマのシャドーイング授業の場面

 

基本的にアルファベットの授業から、読み書き、韓国ドラマ、フリートーキングなどで、ハングル授業はレベル別に多様に14の組で運営した。学生たちは事前に受けたい授業を決めてクラスを決めてもらい、１日2時間の授業に熱心に取り組んだ。

 


ホームトレーニング・アカデミー授業の場面

 


K-ビューティー・アカデミー授業の場面

 


クッキングクラスのアカデミー授業の場面

 

ハングル授業の後には楽しいアカデミーが続いた。Kビューティー、ホームトレーニング、クッキング、韓国文化の授業、テコンドーなど12のクラスに分かれ、学生たちは3日間多様なアカデミーを受けることができた。コロナの影響で、家にしかいられない学生たちにとっては直接体を動かしたり、一緒に活動する有益な時間となった。

 


アメイジング・レースのポスター

 


映像を通して各地域の名所と料理店を訪れた。

 


ミッション進行中の学生たち

 

授業が終わった後、学生たちは再び集まって、チーム別にスカベンジャー・ハンターに参加した。事前に韓国で撮影された各地域の名所と料理店の訪問の映像を見ながら、頭を抱えて考えた。学生たちは、実際に韓国を旅行しているように楽しかったし一緒に問題を議論して、お互いの距離が縮んだ。

 


最後の日に開かれた「韓国ゴットタレント」のポスター

 


2位を受賞したジジェイ(Jee Jay)

 


1位を授業したシアン・ロックハート(Sean Lockhart)

 

最後の日に、学生たちが待ち望んだ「韓国ゴットタレント」が開かれた。「韓国ゴットタレント」は学生たちがK-POPの歌やダンスを準備し、競技する行事で短い時間ながらも積極的に参加し、熱意を感じた。2位はクールのアロハを歌ったジジェイ(Jee Jay)、1位はNCT127の英雄(Kickit)のダンスをしたシアン・ロックハート(Sean Lockhart)が受賞した。

 


アメリカ海外ボランティアたちがK-POPの歌を公演した。

 


アメリカ青年たちがトリオを公演した。

 

夕飯を食べた後、学生たちは再び夜まで集まった。アメリカとカナダの海外ボランティアたちが準備した歌とダンスを見た学生たちは明るく笑いながら応援した。続いてアメリカ青年たちが準備したハイレベルの公演が、さらに学生たちの心を開いた。

 


マインド講義をしているリュ・ジフン支部長

 

講師リュ・ジフン支部長のマインド講義が始まった。リュ・ジフン支部長は様々な例を通して自制力に対してメッセージを送った。

「砂漠で墓を発見した親子がいました。父親は「誰かが墓を掘ってあげたんだな」と希望に満ちていましたが、息子は「私たちもまもなく死ぬだろう」と希望をなくしていました。しかし、父親と息子の心がつながったとたん、絶望しか持てなかった息子の心には希望が生じ始めました。心がつながらなければいけません。私の周りにいる友達、親、知恵を持った人々と心がつながらなければいけません。心がつながったとき、その中にある希望が私たちの中に入ってきます。

 


真剣に講義を聞いている参加者たち

 


キムベーリ(Kimberly、ジャマイカ)

 

「キャンプで期待できなかった韓国文化、習慣などを学べましたし、離れているもののチームのみなで動けて、楽しかったです。しかも、マインド講義を聞いているうちに、私は常に否定的な考え方をしていますが、これは自分の考えだとよくわかりました。また、否定的な考えをし続けることが、他人から自分を孤立させるもっとも危険なものであることがわかりました。私はジャマイカにいますが、今回のオンラインキャンプを通して、アメリカやほかの国のキャンプに参加できてとてもよかったです。」- キムベーリ(Kimberly、ジャマイカ)

 


マリ・クロズ(Maricruz、メキシコ)

 

「オンラインでなければ、このキャンプに参加することができなかったので、オンラインキャンプがとてもよかったです。韓国語授業もよかったし、アカデミーも楽しかったです。先生たちがみな親切だったし、温かく私たちに接しました。私は思った以上に多くのことを学びました。特に印象深かったのは、マインド講義で私たちを孤立させる思いについて聞いた話しです。なぜかというと、私がそう生きているからです。独りでいるのが好きなんです。助けを求めないで、自分がいつも正しいと思っているんです。しかし、その思いがいつも私を困難な状況に導いたことが多いですが、自分がいつも正しいのではないことがわかりましたし、周りの友達に心を開いてつながることができる気がします。」-マリ・クロズ(Maricruz、メキシコ)

 


リリ(Lily、アメリカ)

 

「チームと共に過ごす時間がとてもよかったです。オンラインキャンプでしたので、学ぶことに限界がありませんでしたし、料理、文化、都市など実際に韓国に旅行に行ってきたような実感がありました。私たちのチームに、いろんな国の人が参加しましたが、本当に全世界の友達と一緒にしているようで、楽しかったです。今回のキャンプを通して多くの友達と話し合いしましたし、悩みも話しました。短い3日でしたが、しかも、オンラインキャンプであるのにもかかわらず、多くのことを学んで、心が成長したように思いました。」-リリ(Lily、アメリカ)

 


アルバロ・アルムニア(Alvaro Almunia、スペイン)

 

「何年間も感じていた喪失感と空虚感、そして無力感が先生方のおかげで、わずか数か月の間で、ほとんどなくなりました。講師の先生の霊魂から伝わる肯定的な力を感じることができましたし、しかも、習ったことを通して心の傷をいやすことができました。ハングルを学ぶハングルキャンプを通して、このような結果を得られるとは思ってもいませんでした。感謝の言葉しかありません。これから私の生活がIYFと共に進み、輝くことを願います。」-アルバロ・アルムニア(Alvaro Almunia、スペイン)

 


キャンプに参加して幸せな顔をしている学生たち

 

キャンプに参加した学生たちが各地域のハングル学校に7月に行われるオンラインキャンプのボランティアに志願できるよう紹介し、多くの学生が「必ず参加する」と口をそろえた。今回のオンライン・ハングル・キャンプを通して多くの人にIYFを知らせることができた。家にいて憂鬱な学生たちがキャンプを通して交流でき、心に希望と喜びを持った。これからも、私たちは人々の心に希望と光を伝え続けていくつもりだ。