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[韓国]美しい海雲台(ヘウンデ)の夏の夜、‘ワールド文化キャンプ開幕'

投稿者
webadmin02
投稿日
2017-07-02 09:28
閲覧数
1313


世界の青少年たちの出会いと交流の場、ワールド文化キャンプが、今年も間違いなくプサンでその幕を開けた。ヘウンデで開かれたワールド文化キャンプ開幕式およびグラシアス・コンサートには、プサン市民たちと国内外の観光客、50ヵ国の4千人余りの大学生たちと、20ヵ国の長官や次官、30ヵ国の50人あまりの大学総長や副総長など、4万人余りが集まって足の踏み場がなかった。そして20あまりのマスコミを通じて紹介され、毎年、その認知度が高まり、すでに世界的なキャンプであることを公然と証明された。







明るい笑顔で夜の舞台を明るく照らすダンスチーム、ライチャーズ・スターズの公演を皮切りに、フィンランドチーム、ベナンチーム、フィリピンチーム、中国チームの <成世紅子>などが続いた。特に、ダンス・フェスティバルで大賞を受賞した米国のAmerican Dreamチーム。彼らがどのように人々の心を集め、互いに信じ合いながらより大きな夢を見させるのかを表現し、観客たちの歓呼と感嘆を浴びた。















「舞台の近くで見てすべての公演が良かったんですが、特に、アメリカチームのダンスがすごく軽快で溌剌としました。家にいたんですが、偶然来てこのような公演を見てとても良かったです。」(イ・スンハ、44、釜山沙下区)

「韓国に旅行に来て、ヘウンデに遊びに来てみたら文化公演をしていました。私は中国で、中国伝統舞踊をしていたのですが、ここで中国チームがダンスをするのを見て感動しました。」(ジンリョン、19、中国上海)





ワールド文化ダンスで開幕式のムードが盛り上がる中、IYFのパク・ムンテク会長の開会宣言が続いた。「私たちは毎年7月、第1週目に開幕式をします。ここにはいつも3つの伝統が続いています。一つは、この日の天気予報には雨が降るということと、その天気予報通り雨が降るということ、二つ目は、この時間だけは雨が止むということです。そして、3番目は終わったらまた雨が降るということです。(中略)」

ヘウンデ海水浴場で開幕式が行われてから毎年キャンプを訪ねて、同じ心で開幕を祝うソ・ビョンス釜山広域市長は、

「午前中に雨が降ってとても心配しました。ところで、今ご覧のように雨が降っていません。行事が終わったら多分雨が降ると思います。プサン市民と一緒に皆さんの行事を歓迎します。」と述べ、雨とワールド文化キャンプに関するパク・ムンテク会長の言葉に共感を示し、祝辞を述べた。

毎年、雨のヘウンデ・ビーチを迎え、行事が始まると決まって雨がぱたりと止む光景を目撃したキャンプの参加者と観客は、晴天になじみが薄い。雨が降るという天気予報にも全く気を取らず、彼らを歓迎しているヘウンデ・ビーチは、ただ嬉しいばかりだ。「ソウルから子どもたちと一緒に開幕式を見に来たんですが、お昼まで雷が鳴って雨がたくさん降って心配しました。しかし雨も止んでサングラスまで使うほど日が差し、風まで適当に吹いたので、本当に幻想的な天気、幻想的な公演です。息子の表現どおり、雲もダンスをする幸せな夜でした!」(チョン・ヨンヒ、41、ソウル)

今日のメイン公演であるグラシアス・コンサートは、ソプラノのパク・ジンヨンのステージで始まった。続くテノール、ウ・テジクの「愛する人」を描写した歌は観客たちの心を捕らえた。











世界的な巨匠フルート奏者のPaul Edmund davies(ポール・エドモンド=デイヴィス)は、世界各国に行ってみたが、ここで開かれる舞台が一番好きだと述べ、プサンの観客は最高の観客だと褒め称えた。彼は海と調和した映画「シネマ天国」のOSTを演奏した。またバイオリニストのChingiz Osmanov(チンギス・オスマノフ)と、ピアニストのMihall Benedictov(ミハイル・ベネディクトフ)の演奏は、今回のコンサートのレベルをさらに高めてくれた。



ワールド文化キャンプの開幕式およびグラシアス・コンサートが終わりに近づく頃、IYF設立者の朴玉洙顧問のメッセージがヘウンデ海水浴場に響き渡った。

「私は多くのゲーム中毒者と麻薬中毒者、自閉症患者たちに会います。私は彼らに麻薬するな、ゲームするな、とは言わずに、彼らの心に感謝と希望を与えました。ところが、驚くべきことに青少年たちがとても早く変わっていくのが見えました。私たちは麻薬したくなくても、賭博したくなくても、その誘惑に勝つ力がありません。しかし、異なる心をその中に吹き込んであげれば、麻薬やゲームをしたいという気持ちが抜けて、とても平安に多くの人が麻薬や賭博、ゲームなどをやめるのを見ました。

私は若者たちの心に、怒り、憎しみ、挫折といった暗いものを覆し、その中に愛と希望を植え付けます。ワールド・カルチャー・キャンプで、私も皆さんも幸せになることを願っています。」



祝賀メッセージの後、グラシアス合唱団の舞台が再び鳴り響いた。プサン市民と全世界の大学生は、合唱団の〈青山に生きる〉歌を聞きながら、真夏の夜のコンサートを楽しんだ。特に〈島屋の赤ちゃん〉の歌は、ヘウンデの静かな波の音と調和し、感動の深みを増した。





「音楽は下手ですが、聴くのが好きな私も音楽を聞いたら気持ちが楽になるのですが、音楽をする人はどれほど一挙両得するだろうかと思いました。この行事がとても世界的だという点が気に入ります。最近は文化生活もままならないのに、ここでクラシック音楽を聞くと気持ちが明るくなるような気がします。」(シム・ギョンオク、63、釜山沙上区)



「私はソウルに住んでいるが、2年前もこの時期に旅行に来てこの公演を観ました。毎年恒例の行事であると聞いていますが、こんなに素晴らしい場所で公演をしてくださったことに感謝します。」(キム・テヒョン、38、ソウル麻浦区)









一方、今年はワールド文化キャンプ開幕式及びグラシアス・コンサートを助ける1日ボランティアを募集して、130人余りの大学生らも参加することができた。ボランティアをしながら音楽も聞き、新しい経験もできた1日ボランティアたちは、2倍の喜びを抱いて帰った。

「普段、海外の文化や外国語に関心が高く、偶然に学校を通じて知り合って参加することになりました。本当にいい機会で、同じクラブの後輩たちと一緒に来ました。今日ずっと1日奉仕をしましたが、私を必要とするところでお手助けが出来てとても遣り甲斐がありました。」(キム・デソン、25、1日ボランティア)

「1日奉仕をしながら、ワールド文化キャンプを通じて多様な国の人々を見ました。その人々が世界各国でボランティア活動をして舞台に立たことを見ると、私もやりたいと思いました。そして世界のボランティアについてもっと関心が高まりました。」(チョン・ビョンイル、23、1日ボランティア)

案内係をしなければならないので、立ち続けるのが大変でした。体は少し疲れましたが、みんなと一緒にできたのが良かったです。チーム長を引き受けたんですが、初めてなのでどうすればいいのかよく分かりませんでした。しかし、当日になるとチームになった学生たちがよく付いてきてくれてよかったです。1日だけでしたが、多くの人たちに会えた意味深い時間でした。」(パク・ヘジン、25、1日ボランティアチーム長)



現在の幸せを決めるのは状況と条件ではなく心だ。様々な言語·肌·文化が共存するワールド文化キャンプの間、生徒たちが自分を縛り付けていたものから離れ、ヘウンデの空の雲が踊るように、自由に心を語り合い、新しい愛と希望を受け止め、共に学びながら成長していくことを期待したい。

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