[ベトナム]IYF設立者朴玉洙顧問と副首相との出会い

３月３０日、午前、ハノイに位置した政府の建物で、IYF設立者朴玉洙顧問とベトナム教育部門を担当しているブー•ドゥック•ダム(Vu Duc Dam)副首相(教育・訓練、社会・文化、科学技術部門担当)と会った。今回の出会いは、前日(３月３０日)IYFの顧問に委嘱されたベトナム人民教授‘ウンウエン・ランチュン'(第10期、第11期、第12期国会議員、生物学会会長)の紹介で、IYFの活躍ぶりやベトナム青少年らを先導する部分が高く評価されたことで行われた。

▲ IYF設立者の朴玉洙顧問一行とベトナム副首相との会談

ベトナム政府組織は、首相の下に各分野を分けて５人の副首相が担当する。 今回、出会ったブー•ドゥック•ダム副首相は、教育、訓練、社会、文化、科学技術など、IYFの活動領域と正確に一致する分野を担当している。

IYF設立者の朴玉洙顧問と一行は、政府の建物に入り、副首相の面談室で簡単な挨拶をした後、会談を行った。

IYF顧問のウンウエン・ラン・チュン教授からパク•オクス顧問について話を聞いていたので、ブー•ドゥック•ダム副首相は、「IYFが青少年のために意義深いことを進めていることに感謝しています。私ももっと年を取れば、青少年のためにいろいろな所を巡りながら講師先生のように講演をしたいです。」と話した。朴玉洙顧問は「私も仕事をしながらとても幸せです。おそらく後で働けば、副首相も幸せでしょう。」と答えて面談を続けた。

<IYF設立者の朴玉洙顧問とブー・ドゥック・ダム副首相の会談内容>

ブードゥック・ダム副首相：私も講師先生から学ばなければならないようです。私も時々、幸せでないときがあります。私が幼い頃、ベトナムは戦争でとても困難な状況でした。戦争が終わって数十年が経ちましたが、ベトナムは依然として貧しくて幸せではありません。私が幼い頃、私の伯父、叔父、兄および１７、１８歳頃の若者たちが戦争に参戦して犠牲になりましたが、今の若い青少年たちの多くは麻薬中毒になって仕事もしません。そんな若者たちがたくさんいて、青少年たちの責任を持っている者として心が安らかではありません。しかし、その心は先延ばしにしておいて、仕事を続けなければならないと思っています。皆さんの団体が多くの人の助けになっていると思います。皆さんがいるだけで、青少年に係わる仕事をする私に大きな力と原動力になります。


▲ グラシアス合唱団の音楽を聞いているIYF設立者の朴玉洙顧問一行とベトナム副首相

朴玉洙顧問：マラリアや腸チフスなど、このような病気の細菌は顕微鏡を通じて見ることができます。しかし、心は目には見えません。私は１９８０年に韓国のスウォン刑務所で、囚人たちに毎週月曜日１時間ほど教育をしながら、犯罪は心から始まるということを知りました。幸せも心から始め、犯罪も心から始めます。私が１９９５年にアメリカLAに行って、ひとりの麻薬中毒者を変化させたことでこの仕事を始めるようになりました。心の世界を教えるIYFは、２００１年度に始まって以来、現在、IYFを通じて全世界の多くの青少年たちを変化させました。学生たちが暗闇の中から変わっていくことを見ると、とても幸せです。

私がこのような幸せに陥っている間、いつの間にか２０年という歳月が流れました。私どもが全世界の多くの政府とも仕事を進めてきましたが、昨年、ベトナム政府ともMOUを締結しました。初めてベトナム政府の承認を得てキャンプの許可も出たので、今日、多くの学生の前に講演することができました。本当に幸せで嬉しかったです。私たちを支援してくだされば、政府とともに、すべての学生が教育を受けられる教材も作りカリキュラムも作成します。この教育を受ければ、青少年たちがもっとよくなることを信じます。これからは学校にこのような教育を進められるよう、学校の教師および教授たちを養成したいです。各学校ごとに、学生たちが月１度だけでもこの教育を受けたら、間違いなくたくさん変わるでしょう。ベトナムの学生たちが力強く次の世界を導く指導者になる姿が見たいです。たくさん助けてください。


▲IYF設立者の朴玉洙顧問がベトナムの青少年を導く計画を説明している。

朴玉洙顧問：経済が発展すれば欲求もよって増えるのに、収入が１万ドルに欲求が６～７千ドルなら幸せだが、収入が１万ドルなのに欲求が２万ドルなら、人は暴力的に変わります。ほとんどの学生がインターネットや映像などを通じて、欲求はとても早いスピードで上昇しています。青少年の問題は世界のどの国でも深刻です。例えば、ゲームに夢中になった学生たちに、親たちはゲームをするなと言います。実際、その学生たちもゲームがしたくなくても、すでにゲームにはまってしまったので引きずられているのです。そのような学生たちにはゲームをしないでと言う前に、学生たちに他の心を入れてもらい、自らゲームから離れるように、私たちはそう導いています。

例えば、ジェット機が３５０トンほどになるが、それを持ち上げることはできません。しかし、スピードを上げて速く走ると重さがなくなり、簡単に上がります。現在までの教育は「しろ、するな」式の教育でした。IYFの教育はまったく違います。多くの教育を受けても人々は暴力的ですが、IYFは実際に多くの人の心を変えています。それで多くの政府が私たちと一緒に働いています。ベトナムも青少年問題が単純なことではないと思います。多くの政府、学校が協力しています。青少年問題を治めるのは簡単ではないので、私たちは心の構造を説明し、心の暗さから抜け出す方法を教えています。私たちの活動をみてくださって、力になってくだされば最善を尽くして学生たちを導きます。学生たちが変わる姿を見るととても幸せなので、今もまだ走り回っています。ベトナムで、私がこんなことを申し上げられることを最大の光栄に思います。


▲IYF設立者の朴玉洙顧問が、ベトナム副首相に記念のお土産を手渡している。

ブードゥック・ダム副首相：青少年だけでなく、すべての人の心に合っていると思います。現在はベトナムでは国家の正式教育、その他の活動および家庭を通じて青少年を教育しています。皆様が進めているプログラムは、多くの団体や機関の教育に大いに役立てています。皆さんの団体がもっと発展するよう祈りながら、青少年たちに多くの影響を及ぼすようになることを願います。

朴玉洙顧問：今回、私たちが政府とともに初めてキャンプを主催することになりましたが、今後も政府の指示を受けて仕事をさせていただきます。私たちの活動を見守ってくださって、応援をよろしくお願いします。ありがとうございます。


▲IYF設立者の朴玉洙顧問一行とベトナム副首相との会談後の記念撮影。

ベトナムに驚くべき青少年教育の道が開かれている。今回、第１回ワールド文化キャンプを通じて、また、今回の副首相との出会いをきっかけに、今後、どのような教育の扉が開かれるかが期待される。ベトナムの辛い過去をきれいに忘れ、ベトナムの主役になる働き手たちが立ち上がり、ベトナムだけでなく、全世界のリーダーとしての位置付けることを願う。