[タイ]Prajin Juntongタイ副首相、ワールドキャンプ訪問

２０１８タイ・ワールドキャンプに、プラジン・チャントーン（Prajin Juntong）副首相が出席した。タイは立憲君主国でありながら、同時に首相が政府を率いる議院内閣制を施行している。タイの副首相は、場合によっては首相に変わりに職務を遂行する権限も持っており、実際、国政をケアするうえで大きな役割を担っている。タイのプラジン副首相は、法務部長官を兼ねていることもあり、タイ内で大きな影響力を持っている。

今回、副首相の訪問は、IYFタイ支部のマインド教育活動がきっかけとなった。最近、タイの刑務所では、麻薬問題を解決するための方策を探していたところ、昨年、フィリピンで麻薬中毒者マインド教育に携わったキム・ハクチョルタイ支部長が、タイでも麻薬中毒者を助けることを望み、刑務所を訪ねて法務部長官である副首相との面談を要請していた。ちょうどそのとき、以前、バトゥムタニの都知事だった頃にワールドキャンプに参加した現法務部副長官が、IYFの活動に関心を持っていたので、IYFが麻薬中毒者のために働いて驚く成果を出していることを知り、今回のキャンプに副首相(法務部長官)の出席を積極的に推薦してくれた。

 

▲ワールドキャンプが行われるタンマサート大学コンベンションホールに入るプラジン・チャントーンタイ副首相

▲IYF設立者朴玉洙顧問の案内を受ける副首相。

１９日の昼下がり、開幕式３０分を控えてプラジン・チャントーン副首相が、行事が開かれるタムマサート大学のコンベンションホールに到着した。伝統衣装を着たタイIYF会員たちの歓迎を受けながら入場する副首相をIYF設立者朴玉洙顧問が迎えた。

 

▲IYF設立者である朴玉洙顧問と各国首脳との会談の時に撮った写真に関心を示す副首相。

▲終始、和やかな雰囲気で面談が行われた。

▲面談後の記念撮影

貴賓室に入った副首相と朴玉洙IYF設立者一行は、行事開始前に短い面談を持った。副首相は貴賓室内に飾ってあったIYF設立者の朴玉洙顧問と各国首脳が写っている写真に大きな関心を示し、一つ一つ見ながら、朴玉洙顧問にどんな写真なのか聞いた。詳しい説明を聞いた後は席に座り、副首相と朴玉洙顧問はタイと韓国の文化と経済について話し合った。続いて副首相は、IYFの活動がとても良いので、IYFを支援することを約束し、今後、国内外の日程があれば関係者らを参加させると話した。また、副首相は朴玉洙顧問に、タイの麻薬問題を取り上げて、どうやってこのような問題を防止できるのかを聞いた。

朴玉洙顧問は、ケニア刑務所内のマインド教育が施行されている現状を挙げ、IYFがタイの矯正局でも働けるように助けてほしいと話した。
「麻薬中毒と犯罪を繰り返すことは似ています。心の力が最も強いときは幸せなときです。幸せなときは麻薬や犯罪の誘惑にも勝って健全な人生を送ることができます。私は１０年間、刑務所で重犯罪者たちを教えていました。どんなに凶悪犯でも、その心に希望を入れてあげれば、その人の人生が変わります。」
副首相は朴玉洙顧問の話を真剣に聞き、肯定的に受け止めて共感した。

▲キャンプ参加者の熱烈な歓声を浴びながら会場に入る副首相

▲客席の一番前に設けられたVIP席に座った副首相と朴玉洙顧問

▲祝辞中の副首相

開幕式が始まる頃、副首相は会場の中に入り、客席に座っていた参加者たちは大きな拍手と歓呼で副首相を歓迎した。一番前の席に設けられたVIP席に座った副首相は公演を観覧した。オープニング公演後、開会宣言があり、副首相が舞台に上がって祝辞を述べた。当初、副首相は祝辞の後に帰る予定だったが、キャンプに出席する際、日程を変更し、開幕式の公演や朴玉洙顧問のメッセージなど、すべての順番が終わるまで席を離れなかった。

▲会場の出入口で別れの挨拶を交わす副首相と朴玉洙顧問

開幕式が終わり、会場から出てきた副首相は、会場の出入口で朴玉洙顧問と別れの挨拶を交わした後、帰宅した。

タイ・ワールドキャンプを通じて、教育界、経済界、政界などへの多くの道が開かれた。特に、プラジン・チャントーン副首相の訪問は、タイでマインド教育の道が開かれるのに大きな力になるだろう。